Children of the state
投稿日 : 2016年06月02日
修学旅行一日目は、行きの飛行機の機長のアナウンスで「beautiful day」と言われたほど快晴に恵まれました。昨日まで毎日、午後から雨が降っていたそうですが、今日は、一日中雨も降らず、全て予定通りに活動を終えることができました。
まずは、上智大学アジア人材養成研究センターを訪問。日本に留学されて、建築や環境について学ばれてきたラオ先生による講義です。アンコール遺跡の環境を守るため、様々な取り組みをされてきておられ、環境は「一人一人が考えて行動しないと変わらない」との信念で、アンコール遺跡の近くの小中学生にも講義をされているそうです。流暢な日本語で優しく語りかけ、分かりやすくお話をしていただきました。
午後は、バンテアイ-クダイ遺跡の見学でした。こちらも、上智大学センターのブティ先生に案内していただきました。この遺跡は、仏教からヒンズー教に変わったお寺です。そのため、土の中に首を切られた仏像が埋められていたり、壁に彫られていた釈迦がほぼ全て削り落とされていたりした様子を案内していただきました。熱心に語るブティさんの姿から、遺跡発掘への熱い思いが伝わってきました。
その後、アキラ地雷博物館へ。ボランティアの方に、こちらも丁寧に説明していただき、より深くカンボジアの地雷について知ることができました。
最後は、宿泊場所のIKTT伝統の森です。6年生と同じ年の子達を始め、森の村に住む子どもたちが温かく迎えてくれました。そして、みんなでプリンというフルーツの実を取りに森へ散策に出かけました。「伝統の森」を作られた森本さんにもご挨拶をすることができ、「伝統は守るものではなく、作るもの」とのお言葉が印象に残りました。
一日目。多くの方に出会い、カンボジアの素晴らしさをたくさんの方から教えていただくことができた充実した一日となりました。
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