私と写真との出会い

Anna
 日本人会会員の皆さん、こんにちは。Annaと申します。
 父のお仕事の関係で、9年前からカンボジアに住んでいます。今回、日本人会会報で、私とパートナーのMaiとの共同制作、「Anna & Mai Photo Gallery」 を掲載して頂けるということで、私の写真との出会いを少しだけお話ししますね!
 私が写真に興味を持ったのは、父が日本人会のイベントに私を連れて行ってくれた3年前からです。それまでは、あまり写真などのアートに興味はなかったのですが、日本人会イベントで参加者の皆さんの笑顔がキラキラと輝いているのを見て、「私もこんな素敵な笑顔の人々を撮ってみたいなあ」と何となく思っていました。それからデジタルカメラで身近なもの(家族、料理、風景など)を手当たり次第撮っていましたが、学校の授業でアートを専攻した1年前から、本格的な写真を撮りたいと思い始めましたが、私の目指している写真は、デジタルカメラではなかなか表現し難く、今年、日本の大学に進学しても写真を続けるということを泣きながら(?!) 訴たえて、父から念願のデジタル一眼カメラを買ってもらいました。





 もうひとつ、私が写真に夢中になった理由は、写真を撮る時にアドバイスしてくれたり、時にはモデル、背景のデザインを考えてくれたりしてくれる総合コーディネイト役のMaiの存在でした。彼女のセンスを写真で表現する楽しさが更に写真への興味を引き立てました。「Anna & Mai Photo Gallery」でご覧いただいている写真もMaiと一緒に構成したものです。
 私は、10歳から現在までの9年間、カンボジアに住み、今年、日本の大学に進学したいと思っています。勿論、写真はずっと続けたいと思っています。この写真というものを通して、人々の笑顔、季節や天候によって表情が変化する風景、優しい表情の植物などを表現するのも大好き、でもそれ以上に写真を通して一番大切と思えたことは、かけがえのない友達です。ずぅっと前に「勉強なんか平均点でいいよ、どうせパパとママの子供なんだから。でもその代りに、友達をいっぱい作りなさい。そして、その中で本当にこれからずっと付き合える親友を見つけなさい。それがAnnaの財産になるから。」と父に言われました。





 補習校に通っている皆さん、カンボジアに住んでいる先輩から一言!どうぞ、カンボジアでの生活をエンジョイしてください。楽しい思い出を友達、ご家族とたくさん作ってください。
 そして、もし可能なら、皆さんの大好きなこと、興味のあることを見つけてみてください。そうすれば、もっと皆さんの生活が鮮やかなパステルカラーになり、楽しさも倍増すると思います。そう、私が写真をみつけたように‥そう、私がMaiやCharleneという友達を見つけたように…。
 これで、私のお話を終わります。